IO-2: 現代ダゲレオタイピスト展
「ケア:今日のダゲレオタイプ──不確実性の時代のために」

日時: 2021 年 10 7 日(木)〜1120 日(土)
※日曜休館 但し11月7日(日)は開廊します

会場: PGI ギャラリー(東京都港区東麻布 2-3-4 TKB ビル 3F 地図)
参加料/定員: 入場無料

公益財団法人 ポーラ美術振興財団 POLA ART FOUNDATION
ARTS COUNCIL TOKYO
NOMURA 野村財団

助成:公益財団法人ポーラ美術振興財団 / 公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 / 公益財団法人野村財団

ごあいさつ

ダゲレオタイプ(銀板写真)はフランス人画家ルイ・ジャック・マンデ・ダゲール(1878-1851)と版画家・ニセフォール・ニエプス(1765-1833)の協同研究によって発明され、1839年フランス学士院で公表された世界初の実用的写真技法です。
ダゲレオタイプはフィルムや紙ではなく、鏡面に磨き上げた銀のプレートの上に複製不可能な画像を得る方法で、黎明期の技術でありながら現代の写真を凌駕する鮮明さによって人間の知覚を根本から変化させ、芸術、諸科学、産業はじめあらゆる局面で人類史に多大な影響を及ぼしました。
その後180年間で写真技術はめざましい発展を遂げ、デジタル画像処理技術の登場によって優れた即時性/簡便性/配信可能性を獲得しました。しかしその一方で、大量複製・配信されるイメージの津波のなかで、写真史のはじまりから現在まで脈々と受け継がれてきた写真の〈モノ〉としての存在価値、名もなき人々の記憶を刻印して次世代へ運ぶ堅牢なメディアとしての写真の価値は、急速に忘れられつつあります。
新型コロナウイルスの世界的流行や数々の危機に直面して人々の生活様式や社会構造が大きく変化しようとするいま、あらためてダゲレオタイプに注目し、その特異なメディアの現代的価値について考えることは、視覚メディアが人類にもたらしうる新しい可能性を探る大きな手がかりとなるはずです。

本ウェブサイトの前身であるCDags / Contemporary Daguerreotypes(http://cdags.org)は2008年にダゲレオタイピスト、アラン・ベッキス(Alan Bekhuis)によって結成されたダゲレオタイプのオンライン・コレクティヴです。CDagsは2012年、マンハッタンのペナンブラ財団にてIO-1(Image Objects Exhibit vol.1)を開催し、16カ国から33人のダゲレオタイピストが参加しました。20カ国、約80人がメンバーとなったCDagsですが、2020年ウェブサイトの閉鎖とダゲリアン・ソサエティによるアーカイヴ化が決定しました。CDagsはダゲレオタイプに関心のある全ての人々に無償で情報を提供し、現代ダゲレオタイピストたちの交流の場でもありました。
ベッキス氏が残した礎から出発して、新たな国際ダゲレオタイプ・コミュニティの醸成に寄与することを目指して、本ウェブサイトを立ち上げました。

コンテンポラリー・ダゲレオタイプス日本委員会
代表・新井卓(あらいたかし)

2021/10/31 開催
国際オンラインシンポジウム「適応と回復のための写真:ダゲレオタイプの歴史・技術・アート」

コンテンポラリー・ダゲレオタイプス日本委員会は、国際オンラインシンポジウム「適応と回復のための写真:ダゲレオタイプの歴史・技術・アート」を開催します。
キュレーター、写真研究者、アーティスト他多様な話者によるレクチャーとパネル・ディスカッションを通して、19世紀写真技法・ダゲレオタイプの社会歴史学的側面と〈古典技法〉のイメージに収まらない、ダゲレオタイプの今日的位置づけと新たな可能性が議論されます。
なお本シンポジウムは東京のPGIで開催される展示会「ケア──今日のダゲレオタイプ:不確実性の時代のために」の連動企画です。

日時: 2021年10月31日 午前8:00〜正午 (日本時間)
場所: オンライン開催
参加費: 無料

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